3/21/2015

小さな村に行った


こんな家の裏側が素敵だ


ヤギもいて、こっちを見てと言ったらこちを向いた。英語でだけど。。
ただ変な声に気を惹かれただけか。。
鶏やヤギ、牛、羊、馬が放牧されてる。こんな村にポスターを張りに行った。

なんだかすっかり春だね。桜の蕾も膨らんでたし。

水曜日のコーラスで、みんなが私たちの展示会で歌ってくれる「ふるさと」を合唱出てくれた。って実は私も歌わなくちゃいけないんだけど歌えなかった。彼女たちの歌がほんとに素敵に感動させてくれて、私は涙があふれて止まらなかった。
私は英語が解る女性と歌の指導者に、私たちの展示会でエドガーの彫刻がたくさんランダムに置かれてる中に、みんなそれぞれ入って作品の一部になって歌ってほしいと言った。彼はその案を素敵だと思ってくれた。
私のコンセプトはこんな感じ。

写真、彫刻、工芸、音楽。
重なり合い、見え隠れしながら、それぞれの作品たちが出会う空間。そして、その空間に出会うわたしたち。
その出会いが作り出す印象。その印象そのものが、この展示会が作り上げる作品であり、感じてほしい雰囲気です。


これにもっと詳しい内容を付け加えてドイツ語にして、新聞などに載せてもらう。

 コーラスが終わってから、彼女たちと下のバーで話をしたとき、日本とドイツの違いを訊かれた。
私は、日本にはなんでもある。24時間営業のお店があって、日曜日もお店が営業していて、やたら便利だけど、それは行きすぎだと思うと言った。だけどその何でもある便利さは、人の生活のための生活と引き換えに。
そんなのなくても、土曜日に買い物をして、日曜日はみんなでお休みにしているドイツの方が当たり前の生活だと感じているドイツ生活。日本も前は日曜日は休みで、土曜日は半日だった。

彼女たちは日本をよく知ってて、夕方仕事時間が終わっても家に帰れないんでしょ?仕事が終わったら、仕事仲間と一緒に飲みに行くんでしょ。家族との時間を持たずに。
小さい子供が家で待ってるから帰りたいって言えないんですってね。年間で長い休みが10日しかとれないんですって?仕事のために生活してるんでしょ?と言う。

どうして子供のために家に帰れないんだと言われて、「みんながしてないからできないんだ」と言う理由を言うと、そんなのあり得ない。周りの人が理解して優遇してあげるべきだと言う。

子供は小さい時から塾に行かなくちゃいけなくて、仕事のためだけに大人になる準備をしてるみたいだと。
まさに当たってる。こっちの人は生活のために仕事をしているのであって、仕事の奴隷にはならない。日本は全体主義で、こっちの人は個人主義だ。だけどわがままなわけではなくて、自分の幸せの権利と人の幸せを主張できる。

 ドイツでは、インターネットショッピングのお店も日曜日は休業するようにという法律ができつつあるらしい。ほかのお店がそうしてるんだからそうしろということらしい。

この町にはドイツの最高裁判所があって、法律を裁く場所もある。そして、法律に対して、この法律はおかしいんじゃないかと意見を言い、反対して改めさせる建物があって、そこに意見があったら文句を言いに行くんだって。そんなの日本にはないと思うけど、と言うと、ないはずがない。一番大事なことだとエドガーが言った。
私は日本にはないと思う。あっても機能しないだろうな日本では。

ドイツで良いなと思ったことは、家事が女性に縛られた仕事じゃないこと。男の人が料理も掃除もする。それがとってもかっこいいと思える。

日本はドイツにはないものをたくさん持っている。だけど、本当のドイツを知ったら、日本人はドイツのように不便で幸せな国になれば良いなと思うかもしれない。




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